電力自由化にむけて、次は東京ガスへ話を聞きました

光熱費

e7bc9c05fc381eab3a22562d06b419ce_s我が家の近くにはジェイコム以外にも東京ガスの直営店があります。
早速ジェイコムとの違いを調べるために第2回めは東京ガスへ行ってきました。

電力自由化に向けてサービスを開始する会社は沢山あるようですが、やっぱりもともとエネルギー会社である東京ガスは特に今回の電力自由化の有力な移行先候補になりそうな予感です。

【 東京ガスのショップに行って電力自由化の話を聞きました 】

東京ガスの直営店には数人の定員さんが広いお店の中にいました。カウンターのところに行くと女性の受付の方が対応してくれました。

電力自由化について話を聞きたい旨を話すと、すでに机の端に並べてあった素敵なパンフレットを出して説明してくれました。

でも、残念ながら話自体があまり要領を得ず、まだまだ説明も慣れていないし、詳細もきちんと把握できていないのかな〜。と失礼ながら思ってしまいました。

『東京ガスの電気サービスに加入する条件はあるの?』

ありました。こちらもジェイコムと同じく加入条件が有りました。東京ガスのサービスに加入していること、とのこと。そもそもプランが「ガス+電気」のプランしかないそうです。

ちょっと意地悪な質問をしました。「プロパンの地域は入れないのですか?」という質問に「申し訳ありませんが、入ることが出来ません。」とのことでした。

ただし、こちらは続きがりました。

「今のところ、ガス+電気のプランしかございませんが、近いうち1年位とかそのくらいには電気だけのプランも出る予定です。」とのこと。

そして、「東京ガスでは、今後ショップで電化製品も扱っていきますので、そちらのケアもやっていきます。」とのこと。

ということは、東京ガスで、電気製品が買えるんですね!なんだか不思議です、、。

ということで、東京ガスの加入条件をまとめると、

1,東京ガスにすでに加入していること

2,オール電化ではないこと(上記内容とかぶりますが、、。)

の2点になります。

『東京ガスにすると電気料金は安くなるの?』

窓口の女性の方に「料金体系を教えて下さい」というと、「口では説明できないので、東京電力さんの検針時の紙があればシュミレーションで金額をお出し出来ます。」

と言われました。

きっとまだよくわかっていないからなのかな? と思ったのですが、詳細を聞いてみると本当に分かりづらい料金体系でした。

なんと、基本料は50Aまでは、東京ガスのほうが高いのです。

J-comのときは東京電力の料金体系に対しての割引の為、割引率は多かれ少なかれ必ず安くなったのですが、東京ガスの場合はそうではないということです。

では、基本料は東京ガスの方が高いので、トータルとしては高くなってしまうのでしょうか?

そんなことはなく、実は第1段階から第3段階まで(使用する量が多ければ多いほど第3段階の支払額が多くなる)の使用料によって安くなる場合もあるのです。

基本料と段階別の料金の組み合わせによって総額が決まるので東京ガスの場合一概に安い、高いとはいえないのです。

東京ガスと東京電力との比較の場合ー1kwあたり

第1段階料金 東ガ23.24 対 東電19.43 東京ガスのほうが3.35高い

第2段階料金  東ガ23.45 対 東電25.91 東京ガスのほうが2.46安い

第3段階料金  東ガ25.93 対 東電29.93 東京ガスのほうが4安い
2016年2月改正してより安くなりました。

第1段階料金 東ガ23.32 対 東電19.43 東京電力のほうが3.89安い
第2段階料金  東ガ23.89 対 東電25.91 東京ガスのほうが2.02安い
第3段階料金  東ガ29.12 対 東電29.93 東京ガスのほうが0.81安い

となっていて、実は第1段階料金は東電の方が安いのですが、題2段階と、第3段階では東京ガスのほうが安いのです。

ということは、第1段階料金の人は東京ガスに切り替えないほうが料金的にはいいということですね。

では、第2段階と第3段階の使用料を払っている人は、東京ガスのほうが安くなるかもしれません。

でも、これ実際に自分の家がいくらになるかというのを計算するの難しいですよね。

実は第1段階とうたっている、ワット数の基準も東京電力は120kwまでで、東京ガスは140kwとなっていて、範囲が違うのです。

では、東京ガスでの電気料金は契約してみないとわからないの?と思った方、ご安心下さい。

東京ガスのサイトから簡単にシュミレーションが出来ます。

こちら

http://home.tokyo-gas.co.jp/power/simulation/index.html

このシュミレーションかなり精度がよく、一枚でもその月の検針の紙(使用料の紙)があれば、一年分をその季節ごとに想定して一年分の値段を出してくれるのです。

もし東京ガスではなく、他の会社を比較するとしても、東京ガスのこちらのサイトで一年分をシュミレーションして費用を出したものを控えておくと、かなり正確な料金比較が出来そうです。

料金が安くなるかどうか結論

電気使用量が少ない人は料金が高くなる。逆に第2段階までの料金を支払っている人は安くなる可能性がある。

『今支払っている電気料金表の見方は?』

みなさん、今使っている電気の契約や使用料の内訳をご存知ですか?

今回まだ2箇所しか比較をしていませんが、どこの電気会社にするか決める上で重要なのは今現在どのプランで、どの段階の電気使用量なのか。ということをきちんと把握しておくことです。

そうしないと、安くなると思って切り替えてみたら逆に高くなってしまうことがあるのです。

まずおおまかな電気料金の内訳を見て見ると

基本料金 + 第1段階料金 + 第2段階料金 + 第3段階料金 + 発電促進賦課金

となっています。

今まで全く料金表など気にしていなかったのですが、よく見てみると、なんでこんな料金体系になっているのか不思議です。

とりあえず、一つ一つ見ていきたいと思います。

※ 料金改定が有りました。新しい記事はこちら。

1,基本料金

基本料金は、全部一緒ではありません。契約している電力の量によって値段が決まっているのです。だいたいみなさんは50アンペアー位でしょうか?その場合は月々の基本料金は1,404円となっています。

紙で確認するときは「ご契約」と書かれているところを見ます。

ご契約アンペア(A) 10 15 20 30 40 50 60
基本料金(円/月、税込) 280.80 421.20 561.60 842.40 1,123.20 1,404.00 1,684.80

2,第1段階料金、第2段階料金、第3段階料金とは

段階に分かれているのは、量が少ない時は1kwに対して19.43円ですが、どんどん使用量増えるにしたがい第3段階では29.93円と、同じ1kwに対して10円も差がある料金体系のことなのです。

紙での確認は「料金内訳」をみます。

3,発電促進賦課金

よく見ると、発電促進賦課金なる表記がありました。皆さんご存知でしたか?調べてみると再生可能エネルギーの電気の普及を促すものとありました。

実態はどうかわかりませんが、再生可能エネルギー施設の設備投資費用に割り当てているということでしょうか。

紙での確認は同じく「料金内訳」をみます。

『東京ガスのメリットは料金だけなの?』

私が行った東京ガスのショップの店員さんの一番の押しは、

「電気を作るのに、原子力発電を使わないこと」とのこと。

いますでに契約されている方の殆どが、

「リスクの高い原発で作った電気を使いたくない。」という理由の方が多いそうです。

東京ガスは自前で電力発電施設を持っているので、そこからエネルギーを作っているので、完全に原発に頼らない電気なのです。

それ以外にも、料金支払いがガスと電気が一緒になるや、インターネット会社によっては割引制度があったりするようです。

その中で私が気になったのが、「Tポイントが貯まる」というところです。

電気料金の使用料を払ってTポイントが貯まるなんて素敵!と思ったのですが、よくよく聞いてみると、例えば、アンケートに答えたらその御礼としてポイントが貰えたりするだけで、料金の支払によってポイントが貯まるということはないそうです。

ですが、一ついいこととしては、「Tポイント」で溜まったポイントで電気料金が支払えるので、ポイントは溜まっているけどあまり使わないなんて方にはおすすめでしょうか。

『そもそもガスを電気に変えずにガスで使用したほうがお得?』

どうしても疑問に思うことが有りました。それは、ガスで電気を作るなら、ガスそのままで使ったほうが効率的なんではないのか?ということです。

そこで、質問してみました。

するとかえって来た答えは、

「ガスで使えるものであればガスで使ったほうがお得です。というのも、電気はつくったところから、各家庭に送られる間にどんどん放電していってしまうから。」とのこと。そういえばそんなこと聞いたことが有りました。

「でも、ガスではテレビやパソコンは使えないので、コンロなどガスが使えるものはガスで使用して、電化製品は電気で使うんでしょうね。」とのことでした。

『東京ガスで、電力切り替えのデメリットはないの?』

東京ガスのポリシーとして、今回電力自由化するときに、「お客様の一番最善の方法を提案する」ということだそうです。

ということで、東京ガスでは契約期間はないそうです。なので、契約したら1年間は契約解除出来ないなんてこともなさそうです。※2015年1月現在

最初の頃はみんなよくわかっていないのに、契約したら実は料金が高くなっただとかだと困りますよね。でも、東京ガスはそれがないとのことで、気がるに切り替えができるようです。

ただ、上記でご説明したとおり、使用料によっては今よりも値段が高くなってしまう場合があるのがデメリットでしょうか。切り替えにはしっかりシュミレーションをしてからにしましょう。

『切り替えの工事はあるの?東京ガスの電力供給が途絶えたらどうなる?』

第1回めで説明しましたが、どこに切り替えたとしても、工事は「ありません」。

また、スマートメーターというものを取り付けますが、こちらもどこの会社を選んでも同じになります。

電線は今までと同じもので同じように供給されます。ですので、もし東京ガスが電力供給されなくなったとしても、他のところからの電気が供給されるので安心です。

『東京ガスに電気を切り替えた場合ーまとめ』

あまりにも色々なことを窓口の方に質問したので、実は窓口の方困ってしまい、途中から奥にいる詳しい人を呼んでくれました。おかげで色々なことが聞けました。

みなさんも詳しく聞きたい場合はいろいろ質問しているうちに後ろに控えている詳しい人が出てきて説明してくれると思いますよ。

次はAUショップで電力自由化について聞いてきました。

光熱費
U01をフォローする
主婦でも仕事節約徹底研究
タイトルとURLをコピーしました